「高校生ビジネスプラン・グランプリ」受賞報告
ベスト100
高校生ビジネスプラン作成講座 参加者のプランが入賞!
当館では、日本政策金融公庫と連携し、次世代を担う若者が「自ら考え、行動する力」を養うことのできる起業教育の推進を行っています。
本年度は、第11回「
創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ
」(主催:日本政策金融公庫)にあわせ、7月に高校生向けビジネスプラン作成講座を開催しました。(→講座の詳細は
こちら
)
このたび全国5,014件のエントリーの中から、本講座に参加されたおかやま山陽高等学校の生徒さんのビジネスプランが見事、「ベスト100」入りを果たされました。
おめでとうございます!
ベスト100
「LUCKYクロダイ 食文化復活による地域活性プラン」
おかやま山陽高等学校
ベスト100に入賞されたおかやま山陽高等学校の生徒さんに、受賞プランの概要と高校生ビジネスプラン作成講座に参加された感想をうかがいました。
(1)ビジネスプランの概要を教えてください。
地元寄島の牡蠣養殖に食害を与えるクロダイを市場に流通させ被害を食い止めるとともに、近海に住む魚を食べる文化を復活させることがこのプランの目的です。 私たちはそのために缶詰開発などの広報活動を行うとともに、釣り堀事業を通してクロダイを地元の魚として身近に感じてもらう体験活動を行います。
(2)このビジネスプランを考えたきっかけは何ですか?
探究活動で地域課題の調査を行った際にクロダイが地場産業の牡蠣養殖に食害を与えていることを知り、それを食い止めたいと考えたのがきっかけです。 クロダイは市場流通量が少ないので需要が低迷しており、クロダイを食べる文化自体が無くなりつつあります。これらの問題を解決したいと考案しました。
(3)ビジネスプランを作成するうえで一番苦労した点、あるいは力を入れた点はどこですか?
地元地域の課題解決をどのようにしてビジネスとして成り立たせるかが一番苦労した点です。私たちはこのプラン作成にあたって、地元の笠岡信用組合様に相談しました。 そして事業に必要な初期投資の費目や金額を割り出し、資金をどのように工面するかを模索しました。
(4)ビジネスプランを作成するための情報収集はどのように行いましたか。役に立った情報源や調査の方法を教えてください。
上記の笠岡信用組合様に加え、今回のプランに多大な協力をいただいたのが寄島漁業協同組合様です。 三宅組合長には、プラン作成当初に養殖牡蠣の食害の実態についてインタビューに答えていただいただけでなく、釣り堀事業の実現にも多大なご尽力をいただきました。
(5)ビジネスプランを作成する中で、県立図書館・地域の図書館・学校図書館を利用しましたか。
今回のプランが本格的に走り出したのは、県立図書館で行われたビジネスプラン作成講座がきっかけです。 当初は地域の課題解決に重きが置かれていたプランにビジネスの視点を加えることができたのは大きな進歩でした。 またクロダイの生態や瀬戸内海の現状については、地元の浅口市立鴨方図書館を利用しました。
(6)今回の講座の受講から入賞までを振り返っての感想や、このビジネスプランの今後の展望・将来の夢などを教えてください。
一つの物事について深く調査することによって、ビジネスや文化といった当初は想定していなかった幅広い分野の物事について学ぶ必要があるとわかったことが今回一番の発見です。 現在、岡山県庁水産課からお声掛けいただき、缶詰を実際に商品化し、クロダイの消費拡大に本格的に取り組みつつあります。
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