とことん活用講座「読み書き障害のある子どもたちへのサポート」開催のご報告

開催日時

令和４年９月３日（土）　１４：００～１６：００

会場

岡山県立図書館　
２階　多目的ホール

参加者

５０名

講師

河野　俊寛（こうの　としひろ） 氏
（北陸大学 国際コミュニケーション学部 心理社会学科 教授）

内容

　今回は、「読み書き障害のある子どもたちへのサポート」と題して、読み書き障害や、その障害を持つ子どもたちへの支援について、わかりやすく教えていただきました。
　読み書き障害とは、文字の読み書きだけがすらすらと正確にできない障害のことで、ＬＤ（学習障害）の一種です。知的障害とは異なり、知能には問題がないため、気づかれないこともあります。 そのため、中には「読み書きができないのは、自分の努力不足ではないのか」と思い悩んでしまう子どももいるようです。
　しかし、学習障害を持つ子どもたちを正しく理解し、適切な支援をすることができれば、子どもたちはぐんとできることが増えます。
　実際の子どもたちの様子や、講師ご自身の経験を交えたお話は、非常に分かりやすく、参加者の皆さまも熱心に聞き入っていらっしゃいました。
　会場には、学習障害や学習障害を持つ人々の支援について詳しく知りたい方のために、県立図書館所蔵の関連書を展示しました。 そして、講座の終わりには、展示の本の中から、県立図書館の職員がいくつかの本を紹介し、参加者の方々に借りていただきました。
　また、短い時間でしたが、質疑応答の時間も設けさせて頂き、参加者の方々からは積極的にご質問の声が上がりました。 参加者の方々のアンケートには、「具体的な支援方法もたくさんの内容で、大変よかったです。」「読み書き障害について、知らないことが多かったなと気づきました。とても勉強になる講座でした。」「仕事にも役立てられそうです。」等のお声をいただき、たいへん有意義な講座となりました。