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「高校生ビジネスプラン・グランプリ」受賞報告
審査員特別賞・ベスト100
高校生ビジネスプラン作成講座 参加者の2つのプランが入賞!

当館では、日本政策金融公庫と連携し、次世代を担う若者が「自ら考え、行動する力」を養うことのできる起業教育の推進を行っています。 本年度は、第10回「 創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ 」(主催:日本政策金融公庫)にあわせ、7月に高校生向けビジネスプラン作成講座を開催しました。(→講座の詳細は こちら
このたび全国4,996件のエントリーの中から、本講座に参加されたおかやま山陽高等学校の生徒の方のビジネスプランが見事「特別審査委員賞」を受賞しました。 また、岡山県立矢掛高等学校・就実高等学校の生徒の方のビジネスプランが「ベスト100」入りを果たされました。 おめでとうございます!(→開催結果は こちら

審査員特別賞
「マコモの飼料化による持続可能な地域社会の実現」

おかやま山陽高等学校

ベスト100
「日本資本主義の父ゆかりの井原市活性化プロジェクト」

岡山県立矢掛高等学校・就実高等学校(合同チーム)

審査員特別賞を受賞されたおかやま山陽高等学校の生徒の方に、受賞プランの概要と高校生ビジネスプラン作成講座に参加された感想についてうかがいました。

(1)ビジネスプラン「マコモの飼料化による持続可能な地域社会の実現」の概要を教えてください。

 岡山県里庄町の農業従事者を維持し、持続可能な地域農業の発展を目指すため、地域の特産物「まこもたけ」の耕作放棄地での栽培と従来は廃棄される茎葉を活用した「まこも飼料」の商品化を考察しました。
 このプランは、耕畜連携など他産業との連携を深め、相乗効果を生み出すことができます。 マコモの飼料化による効果として、①耕畜連携による地産地消の飼料供給と肥料供給の循環型農業システムの構築、②耕作放棄地の農地機能維持、③農家収入の増大による農業従事者の維持、④災害時の「田んぼダム(貯水農地)」として地域防災に貢献、が期待できます。 地域と地域をつなぎ、お互いに持続可能な発展を目指せる架け橋の役割を担えると同時に、SDGsの目標に貢献できるビジネスプランです。

(2)このビジネスプランを考えたきっかけは何ですか?

 里庄町の地域活性化策を授業で探究したことがきっかけです。地域を活性化させるためには人口増加が必要と考えました。そこで、農家収入の増大による農業従事者の維持を目的としたビジネスプランを考察しました。 輸入飼料の高騰で酪農家が打撃を受けていることを知り、地産地消の飼料を開発すれば、農家と酪農家の課題を同時に解決し、持続可能な地域の発展に貢献できると考え、このプランを思いつきました。

(3)ビジネスプランを作成するうえで一番苦労した点、あるいは力を入れた点はどこですか?

 高校生が自力で開拓していったところです。私たちは生産農家や畜産の専門家、自治体からの指導など、フィールドワークを重ね、マコモの飼料化について手探りで一つ一つ検証しながら進め、実際に試作マコモサイレージを完成させました。

受賞された皆さん 受賞された皆さん 受賞された皆さん

(4)ビジネスプランを作成するための情報収集はどのように行いましたか。役に立った情報源や調査の方法を教えてください。

 インターネットを活用して情報を収集しました。信憑性に欠ける内容、当事者にしかわからない情報は、インタビュー(取材)をして情報を収集しました。 インタビュー時は、相手の答えを想定して事前に下調べをしておくことがとても大事だと感じました。農家、酪農家、自治体、専門機関など、多くの方の意見をプランに反映させることで、情報に説得力を持たせることができたと思います。

(5)最終審査会でプレゼンした感想・審査員特別賞を受賞した感想を教えてください。

 自分たちの考えたプランが多くの人に共感してもらえたからこそ受賞できたと思っています。最終審査会では、自分たちの提案を「伝える」ことに重点を置きました。一人でも多くの方に伝わって欲しいという気持ちを込めて舞台に立ちました。

(6)今回の講座の受講から受賞までを振り返っての感想や、このビジネスプランの今後の展望・将来の夢などを教えてください。

 講座を2年連続で受講したことで、自分たちのビジネスプランを深めることができました。本年度は実際にプレゼンテーションを見ていただき、講評を頂いたことがブラッシュアップしていくきっかけとなりました。 講評を頂く度にブラッシュアップすることで、より説得力のある提案を作成することができたと思います。今後は、実際に商品として販売できるかを引き続き探究していきたいと考えています。


受賞された皆さん 受賞された皆さん


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