1月分新着資料の一部を紹介します。 |
『保育者のためのアンガーマネジメント入門』(幼児教育) |
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野村 恵里/著 中央法規出版/発行 請求記号 376.14/ノム17/ 資料番号 0013926118 |
「アンガーマネジメント」とは、「怒らないこと」ではなく、「怒りと上手につきあう」ためのトレーニングです。そのためには、衝動をコントロールするために、まず6秒間我慢することや、どんなことがあっても譲れない「~べき」と、許容できる「~べき」を仕分けるトレーニングをすることが大切であると著者は語ります。また注意の時に「何回言ったら~」や「どうして同じことばっかりするの」は要注意ワードだそうです。それは自分が注意していることが伝わっていない証拠だからです。どのように「怒ればいい」のか。自分を変えるきっかけとなる一冊です。 |
『14のしかけでつくる「深い学び」の算数授業』(小学校) |
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瀧ケ平 悠史/著 東洋館出版社/発行 請求記号 375.412/タキ17/ 資料番号 0013926092 |
次期学習指導要領のキーワード「主体的・対話的で深い学び」。「算数を通して育てたい力が算数科における深い学びにつながることはいうまでもありません。」と著者は書かれています。本書の第1章では深い学びをつくるために、「使えなくする」「解けなくする」「一瞬だけ見せる」「条件をずらす」などの“しかけ”が14例紹介されています。授業の中でそれらの“しかけ”をすることで、児童が解決に向かうために意見を出したり、話し合あったりする具体的な場面が示されています。さらに第2章では“しかけ”を組み合わせた授業実践も紹介されています。 |
『3語で伝わる!最強の英語授業』(教科・専門・分掌) |
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瀧沢 広人/著 学陽書房/発行 請求記号 375.893/タキ17/ 資料番号 0014125728 |
高校では既に英語の授業は原則英語でとなっていますが、2018年からは中学校でも本格的にオールイングリッシュでという方針が文部科学省から出され、新学習指導要領にも明示されました。本書では中学生にも伝わる、中学生でも使える「3語フレーズ」が紹介されています。「3語フレーズ」とは、3単語ではなく、SVOやSVCといった3要素を表します。例えば、“Write the spelling of the word 5 times and remember its spelling.”を“Write the word 5 times.”とジェスチャー付きで言った後、“Try to remember it.”のように言うやり方です。生徒と楽しくやり取りをしながら授業を進める方法が紹介された本です。 |
『イマイキテル自閉症兄弟の物語』(特別支援教育) |
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増田 幸弘/著 明石書店/発行 請求記号 378/マス17/ 資料番号 0013930961 |
本書は、自閉症をもつ兄弟が偏見やいじめに遭いながらも、両親の大きな愛に包まれ大人になっていく成長の記録です。「障がい児を担任するにあたり、「おもしろい」「楽しい」と最初に言う先生はアタリで、「たいへんだ」と言う先生はハズレだ。親にしてもそれは同じだ。「たいへん」と思っているうちは子どもたちを叱ってばかりいた。「おもしろい」と思えた瞬間、子どもの気持ちがわかりはじめる」とは、母親である志ほみさんの言葉です。少しの笑いと大きな感動とともに、教師として親として子どもにどう関わればいいのかについて考えさせられます。 |
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