11月分新着資料の一部を紹介します。 |
『写真で学ぶ!保育現場のリスクマネジメント』(幼児教育) |
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田中 浩二/著 中央法規出版/発行 請求記号 376.14/タナ17/ 資料番号 0014063580 |
子ども達には、日光を浴びて友達と元気いっぱい遊んで欲しいと思うのは、親や保育士なら誰しもが願うことです。しかし、子どもが元気いっぱい遊べば遊ぶほど、危険や事故に遭遇するリスクは上がっていくのは避けられません。保育者が予測のつかない行動をとり、思わぬ事故につながることもあります。子ども達はリスクに対応しながら成長していきます。リスクを取り除くことだけに力を注ぐのではなく、リスクとどのように折り合いをつけていけばよいのか。登園から降園までの場面別の写真から、どこにリスクが潜んでいて、どのように予防・対応すればよいのか学べる一冊です。 |
『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』(小学校) |
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利根川 裕太、佐藤 智/著 翔泳社/発行 請求記号 375.199/トネ17/ 資料番号 0014082341 |
前号でも書きましたが、2020年からは、英語に加えてプログラミング教育が小学校で必修になります。そもそもプログラミング教育とは、プログラミングを経験して、論理的思考とも重なる部分の多いプログラミング的思考を習得することを目指しています。つまり、小学校における稲作体験が将来の農家を養成するための教育ではないのと同じように、プログラミング教育を通して将来のプログラマーを養成することが目的ではないのです。プログラミング的思考を育てることとは、「自分が意図する一連の活動を実現するために論理的に思考する力を養うこと」であり、小学校ではそれを体験的に学ぶのだと、筆者は述べています。巻末には、プログラミング教材の一覧や、学習指導要領の中でのプログラミング教育の位置づけなども載っています。 |
『中学・高校陸上競技の学習指導 「わかって・できる」指導の工夫』(教科・専門・分掌) |
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小木曽 一之/編著 清水 茂幸 ほか/著 道和書院/発行 請求記号375.49/オキ17/ 資料番号 0013905997 |
小学生は跳んだり走ったり投げたりする運動が大好きです。休み時間にはそうやって遊ぶ子どもたちをたくさん見ることができますし、体育の授業でも一生懸命に、また楽しそうに取り組む姿がみられます。しかし、中学校、高校と上がるにつれて体育の陸上競技は嫌われる傾向にあります。それは、生来の身体的な資質がそのパフォーマンスに大きく影響し、できる、できないの順位が変化しづらいことに要因があると、筆者は指摘します。身体能力の高い、低いに関係なく、自己のもつ能力の中で、楽しみながら、またみずから課題を見つけ、主体的に動きの向上に取り組むことのできる体育の授業について書かれた一冊です。種目別の指導法も大変わかりやすく丁寧に書かれています。 |
『「気になる」子ども保護者にどう伝える? 幼稚園・保育所・小学校の先生必携!』(特別支援教育) |
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佐藤 愼二/著 ジアース教育新社/発行 請求記号 378/サト17/ 資料番号 0014094288 |
特別支援教育を受ける子どもの数は毎年増え続けています。それは発達障害等の子どもの出生率が急速に増えているということではなく、保護者の意識の変化により、特別支援教育を受けることのハードルが低くなり、そのメリットが幅広く浸透してきたことの表れだと言えます。その意味では、保護者が気づいたときに自ら進んで相談する時代が訪れるに違いないと筆者は語ります。と同時に「まだ道半ば」だと指摘しています。筆者は本書の中で“自分が保護者だったら”“自分が当事者だったら”と繰り返されています。発達障害についてどう伝えるのか。保護者の立場に立って、考える一冊です。 |
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