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平成27年度 岡山県子どもの読書活動推進連絡会 実施報告


テーマ

「地域連携による子どもの読書活動」

日時・会場

平成27年7月1日(水) 13:00~16:30
岡山県立図書館 2階 多目的ホール

参加者

75名(公共図23名、学校31名、ボランティア16名、教育委員会など5名)

主催

岡山県教育委員会

概要

①岡山県における子どもの読書活動推進について
                  岡山県教育庁生涯学習課

 平成25年3月策定の『第3次岡山県子どもの読書活動推進計画~おかやまどんどん読書プラン~』の今年度は中間期に当たる。この第3次計画では未読率の減少を課題として取組んでおり、今年度は「読書手帳」(小学校低中学年用・小学校高学年中学生用の2種類)を作成・配布する。県内各小中学校へは1部ずつ配布するほか、モデル校各6校を選び活用してもらう。また、県立図書館においても配布予定である。生涯学習課ホームページで一昨年度作成した「おもしろ読書事典」の活用事例や「読書手帳」の紹介等行うので、ご覧いただきたい。



②実践報告「本がつなぐ 人・ひと・人」   【当日資料はこちら
          島根県邑智郡邑南町立図書館 係長 品川淳子 氏
          島根県邑智郡邑南町立石見中学校 学校司書 大隈裕子 氏

発表の様子1

 品川氏からは邑南町全体の子どもの読書活動への取組の報告があった。島根県邑智郡邑南町は平成16(2004)年10月1日三町が合併した人口11400人、高齢化率42.2%の中国山地の中央に位置する町である。平成22(2010)年に「邑南町子ども読書活動推進計画」が策定され子どものライフステージに応じた読書活動推進の取組が行われている。取組は胎児期の両親学級から始まり、乳幼児期のブックスタート、保育所への「乳幼児読書普及指導」、学童期・青年期の学校図書館の整備・充実、支援学校への図書館協力員の配置など途切れることがない。石見中学校学校図書館司書の大隅氏の発表では、学校図書館に人が配置されたことによって、どんどん変化していく様子が紹介され、教員への研修や授業での活用、小・中・高校とスムーズに生徒が学校図書館を利用できるようにしている司書の訪問等、参加者は大いに刺激を受けた。ことに地元ケーブルテレビが丹念に学校図書館と大隅氏の活動を取材した番組には賞賛の声がたくさん寄せられ、「非常に分かりやすく学校図書館の役割が紹介されているので、ぜひこのDVDが欲しいどうしたらよいか」という参加者からの質問も寄せられていた。町全体が一体となった邑南町の取組に参加者からは「「子どもの成長」という長いスパンで今自分が取り組むことが前からつながり次につながっていくのだと意識できました。」「愛情いっぱい受けて育つ邑南町の子ども達の将来がとても楽しみです。」といった声が寄せられた。



③子どもの読書活動優秀実践校・図書館・団体の取組発表(H27文部科学大臣表彰)
    備前市立日生南小学校 学校司書 鈴木悠理 氏   【当日資料はこちら

 「本と出会い、読書する子に~読書の幅を拡げるために~」と題し、備前市立日生南小学校の取組を発表いただいた。日生南小学校は全校児童8名の極小規模校であり、小規模校の良さを活かした一人一人に合わせたきめ細かな読書指導が行われている。全校児童が図書室に集まっての朝読書、おすすめの本リスト、テーマ読み、本をバトンとしてつなぐ「リレー読書」など、本の楽しさをみんなで共有し、読書の幅を拡げていく取組に参加者も共感をし、自校での取組の参考となったものと思われる。

   和気町立本荘小学校 司書教諭 難波佳子 氏 【当日資料はこちら

 「本に親しむ子どもを育てる図書館活動」と題し、和気町立本荘小学校の取組を発表いただいた。学校での朝読書の継続的な実践、図書委員会の活動、家庭と連携した「家読」、地域ボランティアや公立図書館の職員による読み聞かせ、など学校、家庭、地域と連携した地道な活動が本に親しむ子どもを育てていくことがよく伝わる発表であった。「自分の学校でも取り組んでいることはたくさんありましたが、あたりまえの事を継続して行う、という事の大切さを改めて感じました。」との参加者の声にあるよう継続した取組の重要性を改めて認識する機会となった。


   岡山県立岡山南高等学校 司書 井上真紀子 氏 【当日資料はこちら

 岡山県立岡山南高等学校の取組について図書委員会活動を中心に発表いただいた。各クラス2名計54名の図書委員が通年で活動をしており、「読書推進班」「広報班」「館内整備班」「文化祭班」などの班ごとの活動のほか、有志による「企画班」の活動など驚くほど多彩な活動が生徒主体で展開されている。さらに活動は校内にとどまらず、地域の図書館や書店でも行われており、発表からは大変だけれども楽しんで生徒が取り組んでいる様子がよく伝わり、本離れとは無縁の岡山南高校の生徒の様子に参加者は大いに刺激を受けた。


   ひよこの会(笠岡市立図書館) 笠岡市立図書館主任司書 徳山佳代子 氏
              【当日資料はこちら

 笠岡市立図書館で活動をしているボランティアグループ「ひよこの会」の活動について発表いただいた。「ひよこの会」は絵本が大好きなお母さんたちが図書館に集うようになり、司書と一緒に勉強会等を行うようになったことをきっかけに誕生した会である。地域の方と一緒になって活動を行っており、地域の民話を発掘して、大型紙芝居を製作したり、ミニシアターの上演など、特色ある活動のほか、図書館行事への参加や絵本を紹介する「ひよこ通信」を毎月発行するなど様々な活動を行っている。


   岡山県立図書館 サービス第一課児童資料班 班長 松本由美 氏

 岡山県立図書館における児童サービスを中心に発表いただいた。県立図書館は県全体の子どもの読書活動推進センターの役目を担っており、来館者への直接サービスのほか、遠方の利用者へのインターネットと搬送システムを利用した資料の貸出や学校や図書館への協力貸出などを通じ子どもの読書活動を推進している。また、児童図書研究室を設け、新刊児童書の全点購入や児童図書研究書の購入により、子どもの読書に関わる大人へのサービス提供にも努めている。



④情報交換・意見交換

 子どもの読書活動の推進について、参加者同士が情報や意見の交換を行い、よりよい連携・協働の在り方を考えました。




(お問い合わせ)   岡山県立図書館 図書館振興課 図書館支援班
          TEL 086-224-1286  FAX 086-224-1208