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とことん活用講座「忍の勝負師 大山康晴の軌跡」開催のご報告

講座の様子

開催日時

令和元年12月15日(日) 
14:00~16:00

会場

岡山県立図書館 
2階 多目的ホール

参加者

71名

講師

国定 啓人(くにさだ ひろと)氏(山陽新聞社編集委員室次長)

内容

今回のとことん活用講座は、倉敷市出身、将棋の大山康晴十五世名人についての講座でした。

 最初に、大山名人の強さについて、ご説明いただきました。
 名人18期を含むタイトル獲得80期、通算成績1433勝781敗(勝率0.647)は羽生善治九段に抜かれたとはいえ、大山名人の活躍した時代の棋戦の数、戦争のため2年ほど空白時期があったことを考えると、決して劣る数字ではない。 特に、昭和32年からの10年ほどは全タイトル戦に連続出場し、失冠しても翌年必ず挑戦して奪取したことは特記に値する。 また、50歳を過ぎてからも強く、最年長タイトル獲得や最年長名人挑戦の記録、69歳でのA級在籍記録などは今後破られることのない記録であろう。 時代が違うとはいえ、現在の棋士が50歳代、60歳代に活躍できるかどうかは厳しいものがあるのではないか、ということでした。
 そのほか、日本将棋連盟の会長として、東西の将棋会館建設や女流プロの創設への尽力など棋界に対する業績や、地元岡山への貢献として、地方大会の審判員や弟子の有吉道夫九段(備前市出身)を育て師弟でのタイトル戦を何度も戦ったことなど、豊富な取材経験に基づいたお話をしていただきました。
 最後に、囲碁・将棋界におけるAI発展の状況や、藤井聡太七段、菅井竜也七段(岡山市出身)の活躍など最新の状況も紹介していただきました。

 アンケートには、熱意あるお話に引き込まれて時間があっという間だった、もっと大山名人の名局などを知りたいといったご意見があるなど、より参加者の好奇心を刺激するような講座でした。

 なお、講演に先立ち、郷土資料班・隈元が郷土資料部門で行っていた展示「大山康晴名人と将棋」の展示解説などを行いました。


講座の様子 講座の様子
(お問い合わせ) 
岡山県立図書館 サービス第二課 郷土資料班
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