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第2回とことん活用講座
「岡山空襲の記憶2013」

日時・会場・講師・参加人数

日時・会場

平成25年6月30日(日)14:00~16:00

参加者数

120名

講師

講師:猪原 千恵 氏(岡山空襲 展示室 学芸員)
   澤田 和子 氏

講座の内容

 最初に、講師の猪原氏より、岡山空襲の概要ついて解説されました。1945年6月29日午前2時43分から午前4時7分まで1時間24分の間、138機のB29が焼夷弾(約10万個)を落としました。この空襲により少なくとも1700名以上の方が犠牲となり、当時の市街地の63%が焼失しました。ビデオを使って、岡山空襲に至った経緯や空襲に使われた焼夷弾など、米軍資料から見た岡山空襲について説明されました。
 次に実際に岡山空襲に遭った澤田氏が、被災の様子を話されました。澤田氏は、戦前は岡山市相生町(現在の県庁付近)において家族7人で暮らしていましたが、16歳のとき(岡山県就実高等女学校の3年生のとき)に岡山空襲に遭われ、当時6歳の妹を亡くされました。これまで体験を語ることは封印されていましたが、今回初めて人前で“戦争”の悲惨さを話されました。「まるで地獄絵のようだった」、「自分が妹に『玄関で待ってなさい』と言っていなければ妹は助かったのに…。」実際に体験された方のお話は、参加者の心に大きく響き、涙を流して話を聞く方が多数おられました。
 そのあと、猪原氏より岡山空襲の記憶の継承について話されました。岡山空襲展示室では、空襲の記憶を継承するため、空襲・戦争体験者の方へ聞き取り調査や、米軍が空襲で投下した資料(焼夷弾など)のほか、当時の生活状況の分かる資料(雑誌や衣類など)を収集しているそうです。会場には焼夷弾のレプリカを展示し、映像とともに解説されました。
 最後に、県立図書館郷土資料班から関連図書やティーンズコーナーで行っている岡山空襲の展示を紹介しました。
 回収したアンケートには、たくさんの感想が書き込まれていました。その多くは、つらい空襲の体験を初めて語ってくださった澤田氏や解説者の猪原氏への感謝の気持ち、自分の体験談、また人々の平和に対する強い思いでした。

<講座の様子>
講座の様子  講座の様子


(お問い合わせ)   岡山県立図書館 サービス第二課 郷土資料班
            TEL 086-224-1286  FAX 086-224-1208