第6回 県立図書館とことん活用講座
 「
イスラーム世界のやきもの
            〜歴史と見かた、楽しみかた〜」

期日・会場・講師

期日・会場

  平成21年12月6日(日) 14:00〜16:00 (開場13:30〜)
  岡山県立図書館2階  サークル活動室

講師

  四角 隆二 氏
     (岡山市立オリエント美術館 主任学芸員 )

参加者数

  29名

講座の内容

  「イスラーム世界のやきもの」。多くの方にとっては、どちらかというと馴染みの薄いものではなかったでしょうか?本日は、岡山市立オリエント美術館の四角さんを迎え、イスラーム世界のやきものについて、わかりやすく解説していただきました。

    1 歴史
    ユーラシア大陸で発達したやきものの発達史として、西アジアを中心としたものと、中国を中心としたものと、大きく2つの流れについて概観してもらいました。両者の交流により、互いに影響を与え合いながら発達してきたとのことです。

    2 やきものの種類と特徴
    「土器」「陶器」「磁器」、それぞれの特徴について解説していただきました。原料や焼く温度などによって、できあがるやきものの性質が全く変わってくるようです。

    3 西アジアのやきものの特徴と魅力
  西アジアのやきものの特徴と魅力を、主に東アジアと比較しながら説明していただきました。
比較的広い地域に渡って似通ったやきものが作られていること、ガラスの発達の影響で釉薬に特徴があること、金属器を模した形のものが多いこと、描かれている絵に特徴があること等々、興味深く聞かせていただきました。実物を手にとって見せてもらったり、スクリーンを使って説明してもらえたので、参加者にはとてもわかりやすかったのではないでしょうか。

    4 中国陶磁器の影響
  シルクロードの発達や航海技術の発達、モンゴルの勢力拡大といった多くの契機により、時代が下るにつれ西アジアのやきものにも中国の影響が多く見られるようになってくるようです。特に15世紀以降は、中国の白磁や景徳鎮などを模したものも数多く出現してくるようです。見せていただいたスクリーンでも、中国のものかと見まがうものが多くありました。

    5 おわりに
  何といっても、現物を触りながら、スクリーンで映写画像を見ながらという説明がわかりやすく、参加者にも好評でした。アンケートにも、「ますます興味が湧いた」「更に深く知りたい」等の声が多く寄せられています。幸い岡山には、四角さんの勤めておられる岡山市立オリエント美術館があります。実際に足を運んでいただき、実物を目で見ていただくと更なる発見があるかもしれません。また、県立図書館には様々な資料を所蔵していますので、きっと皆様のお役に立てると思います。
御参加いただいた皆様、お忙しい中の御参加ありがとうございました。またの御参加をお待ちしています。
                  
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                          <講座の様子>

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