第3回 県立図書館とことん活用講座
 日本と中国の漢字及び文化、習慣の違いについて
日 時   平成20年9月21日(日) 14:00〜16:00
場 所   岡山県立図書館 2階 サークル活動室
参加者   45名
内 容   日本と中国の漢字及び文化、習慣の違いについて
講 師   華 信来(か しんらい) 氏
(写真)講師の華信来さん 華 信来 氏
 
 ○漢字の違い 

(1)繁体字と簡体字の違い    
 1956年に2,238文字の簡体字が制定された。漢字の画数を10画以下にし、学び易くするための政策。簡体字を例示しながら簡略化の規則性などを説明していただいた。漢字を偏と旁に分解し、それぞれを簡略化し画数を減らす。同じ読みの画数の少ないものに置き換え組み合わせる。中には規則性を推し量れないものもあることなど。

(2)同じ漢字の意味の違い(同形異義語)

(3)単語の組み合わせの違い
   日本語と同じ字を使っていても意味が違うもの、また日本語の熟語とは意味が違っているものの代表  的な例をいくつも紹介していただいた。    
床(ベッドのこと) 走(歩くこと) 愛人(配偶者のこと) 丈夫(だんなさんのこと) 汽車(車のこと) 
手紙(ちり紙のこと) など


 ○文化の違い 

(1)食文化の違い
   中国の食事は基本的に温かいものを食べること。
   例えば、冷たいおにぎりは熱いお茶や飲み物がないと、今でも食べられない。
   冷麺は、氷水に入れて冷たくしてあって、冷たすぎると感じる。キュウリ、トマトなどは食べるが、基本的   に野菜や魚、肉を生では食べないので、来日当初はお刺身、お寿司が苦手だった事、など。
   食事は漢方の考え方に基づいて、身体を冷やしすぎないように気をつける習慣があることなど、日本    の食習慣に慣れるまでの苦労話や、小さい頃の体験を話していただいた。

 (2)生活習慣の違い
   留学生として来日して戸惑った日本の習慣のいくつかをお話しいただいた。  
   お風呂の入り方(中国はバスタブにシャワー)  
   畳の部屋で履き物を脱ぐこと(中国は部屋では靴かスリッパをはく)  
   花輪をお店の開店祝に飾っていること(中国では花輪は葬式のみ)  
   結婚式に黒い礼服に白いネクタイをすること(中国では黒・白の組み合わせを慶事には使わない)
                                                            など

 参加者の方からは、「中国の名前について男女の特徴はあるか」「子どもの名字について」「中国語の方言について」「書き順はあるか」「食文化の中でも特に漢方を基にした食材の違いについて」など質問が尽きることがありませんでした。皆さん非常に熱心に受講され、中国語、文化・生活へ関心が高い方ばかりでした。

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